V-strom1000でツーリング

目指せ北海道

旅行ってきた

2泊3日のバイク一人旅ってことで、行ってきた。

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(鬼押し台にて。)

 

総距離は約1000kmほど。日に350kmくらい走った。

旅は素晴らしいですな。

一人旅ってこんなに楽しいなら、もっと早く始めれば良かったと思った。

 

色々書きたいけど、書ききれないので、箇条書きで簡単に。

 

▪️1000km走ってみての感想

そこそこのパワーと走破性を持ち、燃費が良く、疲れず長い距離を走れることは、

何よりも心強く、そして強いアドバンテージがあると再認識した。

エンジンも足廻りも良く動いてすごく調子が良かった。

V-Stromは、速くなく、オフ車でもなく、立ち位置が不鮮明な中途半端なバイクだけど、

そこそこ速く、快適に目的地まで行けるというコンセプトは乗ってみると実に素晴らしい。

体の疲労も少なく、その余裕で景色を存分に楽しめる。

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この景色を写真に収めたいと思いつき、ふと車体を停止させたり、駆け抜けなくなった。

つまり、考える時間を得られたのだと思う。

 

▪️ワインディング(峠)

ラインを狙い易く、道が荒れてても普通に走れてしまう。

だからライディングが上手くなったように感じるときもある。

このバイクは、スズキが乗り味について相当作り込んだと感じられる。

ただ、あまりに快適なもんで、景色に見とれたり、ちょっとよそ見などでラインを外したり、

オーバースピードしたりなど、走りが破綻した時の懐は少し狭いと思う。

そういう時のトラコンとABSなのだろう。作動はさせなかったのでわからず。

(かなり無茶しないとトラコンは作動しないように思う。)

 

▪️雨

日曜は糸魚川から雨だったが、雨でも変わらず走れる。不安が無かった。

車体が振られるようなこともなく、至って普通に走れた。

一応、気を利かせてトラコンは介入を最強にしてみたものの、恩恵は無かった。

 

▪️燃費

ツーリングで思ったことは、日曜は休みのスタンドが多々あるということ。

(JAのスタンドとか、ツーリング先でやってないことを目にしません?)

実際、有峰林道と立山アルペンルートの分岐でJAでないけどまさかの出光のスタンドがお休みだった。

以前のバイクだとガス欠の恐れが有り、Uターンしてでもスタンドのある町まで戻るか中止することになっただろう。

私はその時点でまだ220kmくらい走れるとわかり、安心してそのまま進むことができた。

燃料の不安が無いと、それだけで安心して走りに集中出来て、そして道に迷える。

道に迷うと、これはご褒美だと感じられた。バイクが変わるだけで感じ方がこうも変化するから不思議だ。

また、多機能メータも安心で、とても助かった。

ちなみにメーターは液晶がとても見易く、時代の進歩を感じる。

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▪️ダート

砂利というよりもゴツゴツした石だらけの未舗装の林道をほんの少しだけ走ったが、「走れなくはない」といった感じ。

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とにかく、車体が重い。200kgオーバーの車体という事に林道に入って改めて気づかされる。 

ふと、入ってからやばいかも・・・と後悔した。が、時すでに遅し。

立ち乗りしてもハンドルはしょっちゅう取られるし、そのうちフロントから抜けて転ぶような予感がした。

(標準設定は登りでリアが滑り、リアが滑ってフロントがあらぬ方向へ向かい、

コントロール失いそうでダメダメだったので、適当に10ノッチ分ソフト側へ下げた。

そこでようやくまともな感じになったが。)

この時、まだドライだったから良いようなものの、雨の後のぬかるみとかあったらより悲惨な出来事(ご褒美?)があったに違いない。

体が鈍ってるし、感覚も久々だったので、また機会を見て林道は長距離を走ってみたいと思う。

今後、林道も多く走ることを考えると、そこそこの控え目なブロックパターンなタイヤは必須と思う。(メッツラーのカルーとか)

あと、一人で林道で車体を倒した時、立ち往生したら…と考えると、オプションで売ってる車体サイドのガード系が欲しい。

 

▪️高速

6速4500回転で120km/hくらい。3000回転で100km/hくらい。

 法定速度で走るくらいが疲れず快適。

スピード出すと、つい乗ってて不快で加速を止めてしまう。

ワインディングでもそうだけど、4500回転くらいまでが快適ゾーン。

トルクもそこまでで出切ってしまい、それ以上は加速が鈍い。

だからそんなに開けない走り方になる。

あと、横風に弱い。

 風防性は高いけど、確かにオプションのロングスクリーンは欲しくなる。

しかし、そこまで必要かと聞かれればノーだ。

 

▪️パニア

これは後日予定している、グッズ関連のインプレにも繋がるかもだが、やはり欲しい。

荷物はリアシートに固定していたが、道中心配で、何度か走行中にミラー越しにバッグが有るかなど、無駄な行為があった。

荷物の固定が完璧だと、安全運転にも繋がると思う。

また、トイレや昼食など、バイクから離れる場面もあり、落ち着いて用足しなどし難いように思った。

また、雨の時も開閉が楽だと、中の荷物を取り出せ、そしてすぐに仕舞えるから便利だ。

実際に、走行中に大雨の中へ突入してしまった場合、カメラなどの電気製品が最初から雨水から守られるわけで、大活躍するだろう。

北海道のような連泊で長距離だと必須に思う。

パニアはいつか揃えたいと思う。 

 

▪️ナビ

購入は悩んでいた。有ると確かに便利。

けど当然だが、必須ではなかった。

あればきっとこればっかりを頼り、考えることを忘れてしまいそうだ。

何度か道がわからなくなり、迷った。迷って立ち止まったり、予定と違う並行した道も走った。しかしその道は意外にも良い道だったりした。

僕は人から迷うのも楽しみと言われるとうざく感じる。

だって迷うのはおおよそ無駄でしかないと思っていたからだ。

だが、迷ってみると確かに楽しみだった。

迷うと、迷った先の道がご褒美ワインディングであることが多々あったからという理由もあったからなのだが。

たとえ良い道があっても、ナビの指導通りに走ると、メジャーな道ばかりを無駄なく走るので、気分で道を変えたり、あちこち寄ったり、機転を利かす機会を失うだろう。

しかし、その日の宿の場所を探すのには活躍する。暗くなると尚更。

その時ぐらいの使用ならば、携帯のグーグルマップが優れており、これで十分だった。

現在地も正確に把握するし、 行き先のルートもかなり正確に案内できる。

電波が・・・という人はドコモにしとけばいいと思う。

動かなくなった場合などのトラブルを考え、携帯は昔から山岳部でも電波が強いドコモにしている。

 

購入したツーリンググッズについてのインプレはまた今度。