東北ツーリング続き
3日目続き。
起床後、誰も居ない寂しいキャンプ場でお湯沸かしてコーヒーのんだり、少しまったりして、次の行き先を検討する。
龍飛までの移動は距離はそこそこなんだが、全部一般道だと到着予想が18:00だった。
それならば、十和田湖でキャンプもしたいという気もあったのだが、また翌日は雨。
しかも気温が厳しそう(学習した)ので、欲張らず、きっぱり諦めて青森市内観光(お土産探しとも言う)へ切り替えることにした。
手ぶらでお土産無しで帰るのは怖いし。
宿泊先を携帯で探すが、じゃらんがこんな時にかなり便利であっさりと確保できた。
スマホは便利だ。
撤収にはかなり時間を費やした。テントのたたみ方とシュラフ入れるのが大変。
特にシュラフを入れるのにやたら苦労した。
一人用テントは狭いが、設営と撤収を考えるとこれ以上大きいのも考えものだ。
暫くはこれを使い続けて慣れるとしよう。
あと、洗い物とか細々したのは水場が遠いと少し苦労することがわかる。
水場が近いからみんなそちら側へ集中していたことが理解できたが、せいぜい米とぎの時と洗い物、歯磨きの時ぐらい。
まぁ、それと比較したら、次回も私は静寂を選ぶだろう。
気がついたら出発は9:30に。
次のキャンプ客まで来てしまい、ちょっと慌てた。
キャンパーの早寝早起きは見習うべきところがある。
ということで、気を入れ直し、目指すは青森。
出発してすぐに、美しい男鹿の海岸沿いを走る。
男鹿の海岸は侵食された岩の浅瀬が続き、とても幻想的だった。
湘南とか、伊豆とかそんなのばかりだったせいか、あまり見慣れない綺麗な海岸に目を奪われる。
ふと、魚屋があり、途中で鯛を実家に送ることに。
美味しいが捌くのはきっと一苦労するだろう。
途中、桜がかなり綺麗。だいぶ葉桜になり始めているものの、まだまだ観れる。しかも東京のよりも綺麗だった。
14:00過ぎ、青森市内へ到着し、15:00前にはホテルへ到着。
早速チェックインし、旅の汚れを落とすべくお風呂へ入り、徒歩で市内観光開始。
歩くと程なくしてまるはの巨大工場。
陸奥湾に面しており、取ってきた魚をすぐに加工できるのだろうか。
異様に大きいが、年代を感じさせる建物だ。
そして陸奥湾へ。
八甲田丸と青森ベイブリッジ。
おしゃれな街ですな。
この何もない景色を見て、青森まで来たのだなと妙に実感が湧き出た。
龍飛まで行けなかったことは心残りであったが、バイク買ってよかったなと思った。
青森ベイブリッジなんて名前を付けるくらいで、豪華な橋だ。
ただ、徒歩なら下を渡れるし、こんなに立派な橋を建造する意味があったのか不明。
この後、アスパムへ行き、お土産を物色する。
お土産屋で、お姉さんにどれがいいか聞き取り調査をし、一通り買い揃えて宅配を依頼。
青森でも翌日には東京に届くというから驚きだ。私もバイクも荷物で一緒に送って頂きたいとか思う。
土産もゲットし、ご当地ピンズも買って、一息入れる。
ふと、ホタテソフトというのが気になり食べるが美味し。結構オススメ。
その後、お腹が減り、古川市場のっけ丼へ行くも、お目当てののっけ丼が時間が遅く間に合わず。
とても悲しく、お店の人に美味しい魚貝が食べたいと聞くと、親切にお店を教えてくれた。
見た目は怖い感じのお兄ちゃんだったが、お店に電話かけて予約してくれたり、とても親切。青森の人は優しい人が多いと思う。
この店、紹介にしてはとてもよすぎる。お酒も刺身も最高に美味しかった。
意外なのは、山の幸も美味しかった。
店の客が津軽弁を話していたが、まるで外国語のようだった。
標準語との違いが多く、本当に理解できない。まるで異国に来たようだった。
この日は青森を堪能し、ホテルへ戻り、早めの就寝。
キャンプ泊と異なり、時間が優雅で自分の好みに思える。
確かにキャンプは安いけど、宿泊もこのように有意義な時間を過ごせることを考えると決して高いということもないと感じた。
キャンプ後は、白いシーツと布団で寝れる幸せが感じられて、たまにはキャンプしてこう言う気持ちを思い出すことも必要なのかもしれない。
4日目
朝から激しく雨が降る。テントだったら撤収が大変だったので、選択は正しかったと思った。
ここから東北道650kmを走り抜けなければならない。少し気が重い。
雨具を着て、9:30頃出発する。
自宅まで約11時間ほど、約724kmであった。
日に700kmも走るのは初めてでしたが、まだ体力に余力が感じられ、V-Strom1000だと高速主体なら1000kmくらいは走れそうなことがわかる。
このバイクは本当に長距離を走るために作られたと実感する。
北海道ツーリングへ向けて、良い予行演習ができた。
次回は、反省会を開きたい。