9/5 V-Strom1000abs 納車
ここ10年以上、1000ccVツインエンジンのSSカテゴリのバイクに乗り続けたのだが、
日記のタイトル通り、強烈にバイクで旅がしたくなったのだ。
SSカテゴリのバイクは、乗り味が強烈で、間違いなく楽しい。
楽しいのだが、それはワインディングの話。道中の素晴らしい景色はほぼ覚えていない。
日に300キロも走ればクタクタで、泊まりツーリングでもしようものなら、翌日はバイクを車で輸送して、バスと電車でも乗り継いで帰りたくなる。
そもそもSSにバックなんて付けたくない。自分としては、ウエストポーチとタンクバックが許容限界なのだ。
そもそも、1泊のツーリングですら、20年以上バイクに乗って、たった2度だけ。
そんなのプアじゃん?と、唐突に歳取ってから気がついたのだ。(遅いですけどね)
気がついた理由は、youtubeでこれを見たせいだ。
なんか、とても心が洗われるような気分だった。
自分はバイクで何やってたんだろうかと。。。
(ホントすばらしいので、視聴おすすめですよ。)
で、それじゃあ、バイクで長距離走るって、どこへ行きたいの?
と考えると、やはり北海道が思いついた。
じゃあ、16年の夏は北海道へ行こうと思い、バイク選び。
(すでにバイクは売ってしまい、車生活だったので。)
今度のバイクに求める能力は。。。
・長距離が走れる(燃料タンクは17L以上必須)
・高速で移動ができる(パワーは余裕あると尚可)
・燃費が良いこと(130〜140km走って、給油所探しはもう嫌)
・草地やダートも走行可が良い(ガレ場は行かない)
・疲れない、景色が楽しめる
・荷物がたくさんつめる
・雨でもへっちゃら(SSでの雨天走行は地獄ですので)
・国産がいい(外車は良くも悪くも個性がとても強い。欧米人は遊びの天才だと思うが、乗り疲れる原因の一つであり、今回はのんびりと乗りたいので、国産が良い。)
等々、無茶とも言える要求を重ねると、スズキのV-Stromが候補に。
丁度、1000ccツインで、デザインも斬新で好みだった。
こうやって候補を決めて探してみると、海外メーカは一歩先を行っていると思う。こういうのが欲しいと思うと外車に行き着くことがままある。
このジャンルは、いまのところ国内仕様はスズキかホンダあたりとなる。(ヤマハは逆車であるけども、日本車を逆車で購入すると高いというのなら、私は外車を買うだろう。)
ようするに日本では不人気なジャンルとなるわけだ。
納車され、早速フラフラとお約束の奥多摩へ。
乗ってみた感想は、
・全長デカい、車高高い、押し引きの取り回しは重い。乗ると軽やか。
・乗車姿勢がとにかく楽。走行もどっしり安定して、トルクフルなので、全く疲れない。快適すぎる。
・低〜中回転できっちりトルクが出るようにされており、峠でも高回転まで回すことがない。
・マフラーが静かで疲れない(これは非常にポイント高い)
・シートはふかふかでケツ痛くならない(SSはずっと座れなかったけど、これはお尻べったり)
・その気になれば、そこまで目を三角にしなくともそこそこ速い。だけどSSにはついてゆけない。
・車高の割に、バンク角は浅い(奥多摩周遊で右ステップすった)
・DC12Vソケットちょー便利
・エンジンのチューニングがとても良い。低回転でも粘るし、燃費とパワーを両立させていることがよくわかる。
・メータが多機能で、視認性がすごく良い
燃費は、約18km/lほどとのこと。
(他サイトでは20km/l越えの方々もいるので、私はかなり悪い方だと思っている。もう少し大人しく走るべきなのだろうが、ガンガン開けて走る派だったので、これは治せないと思う。まぁ、給油までトータル300km以上も走れば、日本で困ることは無いと思うので、平気だろう。)
ちなみに、燃料警告貧乏ランプでなく、燃料計が付いてるバイクに乗るのも初めて。
警告ランプだと、いつかなーとか、そろそろかなーとか、怯えていたものだが、これはこれで気になりますね。平均燃費とか、残距離とか、便利だけどこれに気を取られがちな時もあった。ギアの位置は、こんなの出す必要あるのか?と思うけど、初心者にも優しい設計なのだと思う。
あと、どんなバイクでもそうだけど、ウエア関係が充実してると快適さが増す。
RSタイチのジャケットとGiviのタンクバッグを今回の納車に合わせて新調したのだが、
とても快適だった。特にこのジャンルは、バイク+快適装備で余裕をもって運転しないと、旅の質がどんどん低下してしまうように思える。
SSのような革装備でないので物は安価だが、色々と揃えてゆく必要がありそうだ。
揃えてゆくのも楽しみのうちだ。
奥多摩周遊を走り、都民の森でUターン、柳沢峠へ向かう。
途中、茶屋で休憩し、一服する。
うーん、ガスって見えませんね〜、でも雨が降らないだけ良いと考えるべきか。
柳沢峠を抜けて、勝沼方面へ向かう途中フルーツラインを走ってたら、フルーツ直売所発見。
ぶどうと桃を買ったが、うまかったよ。
バイクが変わると見える景色もかなり変わる。
ふと、立ち寄ることもなかったであろう道沿いの販売所。
以前の私だと、道が良いから、きっとこのすばらしい景色に気づかず、道をカッ飛んでいたであろう。
帰りの中央道。勝沼ICから乗ったが、ほどなくして談合坂から激しい渋滞。
いずれ欲しいし、装着したいけど、パニアを買うと、これを抜ける手段はなくなるなーと思った。
けど、テネレ乗りの方で、左側だけパニアを付けている方がいた。
最初見て、おや?っと思ったけど。工夫次第ですな。
初日の走行は220kmほど。渋滞が無ければ疲れなかっただろうと思う。
高速も、風防が大きいので、とても楽だとおもった。
今回は、明日雨が降る予報なので、まだ雨具が無いから早々に撤収した。
(雨具はまだ買ってなかったのですよ。失敗した。)
次回は雨具持参で泊まりツーリングをしたいと思う。